白昼観測記
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ごっこ遊び
華やいでも手放しに好きとは言えない
憂いの季節春 暖まる空気を止められず あたしも色を変えていく 苦しくてそっと振り返った陰法師はひとつ 微か切なさ匂わす晴れた淡色の空 生温さに混じる突風よ吹き散らせ 纏わりつく黒髪はあの人の為に伸ばしたのだ もうその甘さを厭い目を閉じる 残酷なのは雪の積もる寒さより 残り香の様な冷たい春の風 夢だけが毎夜置き去りにされた青い記憶ばかり見せる 慕情は何度殺しても思い出を回想した 脳内に蓄音された声を響かせた 残酷なのは雪の積もる怖さより 残り香の様な冷たい春の雨 夢だけが毎夜置き去りにされた青い記憶ばかり見せる 感情は何度殺しても軸芯に忠実だった 脳内に蓄音された声を響かせた この首を取って徒花を挿して 離れない幻想を弔えたらな 生温さに雑ざる突風よ吹き散らせ 纏わりつく黒髪はあたしの為に伸ばしたのだ もうその甘さを厭い目を閉じる PR
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